PHPの勉強をはじめるためにMacで環境を作ってみる

MacPHPを使用したいと思った場合、単純に考えればPHPとそれが動作するWebサーバをインストールする、という方法が必要になると思います。しかし、Mac 10.6 Snow LeopardではPHPhttpd(Webサーバ)が既にインストールされているためこれを使わない手はありません。そこで、httpdの設定を整える方向でいきたいと思います。後でMySQLも使いたくなりそうですが、それはその時に考える事にします。

一応、その他の方法

方針は上の通りですが、他の方法もググッてみたので、まとめておきます。

  • 自分でsrcからコンパイルしてインストール
    • 必要なソフトウェアを自分でコンパイルします。ググッてみるとこれらの情報はたくさん出てきますね。この方法だと、自分の好きなバージョンや配置場所を選べるのがよいですね。しかし、コンパイルするための知識も必要となるため少々ハードルが高いかもしれません。
  • MAMPを使用する

httpd.confを変更する

MySQL+Apache+PHPをインストールしよう (2/3):今から始める MySQL入門(1) - @ITのコラム7を参考にしてhttpd.confを修正します。

sudo vim /etc/apache2/httpd.conf

# 下記部分のコメントを外します。
#LoadModule php5_module        libexec/apache2/libphp5.so
LoadModule php5_module        libexec/apache2/libphp5.so

これだけでhttpd経由でPHPを実行する事が可能です。インストール時点で既にPHP5の設定(/etc/apache2/users/<アカウント名>.conf)が用意されているため、特別ディレクトリの設定などは必要ないのです。

Apacheを起動します

システム環境設定より、共有のWeb共有を有効にします。チェックボックスを付けることでhttpdが起動した状態になります。

.phpファイルを作成してブラウザから確認する

Hello World!を出力するPHPを作成して配置します。

vim ~/Sites/helloworld.php
<?php
print "Hello world!";
?>

ブラウザにて次のURLを入力することでPHPの実行結果が確認できます。http://127.0.0.1/~<アカウント名>/helloworld.php

色々遠回りしましたが

まさかこんなに簡単にPHPの環境ができるとは思いませんでした。インストール済のものであるためバージョンの選択などは出来ませんが、PHPの勉強をするだけならこれでいいように思います。はじめからMacApacheを見るべきでした。。。